早生品種の(8月下旬から9月下旬に出回る)黒豆の枝豆は、あまりおすすめできません。
9月下旬から10月中旬が食べごろの本黒枝豆にくらべて、早生品種は味が薄く、本黒枝豆の持つ芳醇な味、口の中に広がる香ばしさが足りません。
本物の旬を食べたいという方は10月に入るまで辛抱してくださいね。
いや、待てないという方は早生の黒枝豆は本黒枝豆とは味に違いがあるということを理解した上でお買い求めください。
早生の黒枝豆を買って「おいしくない」と丹波篠山市や丹波篠山観光協会にクレームの電話はかけないで下さいね。
 
黒豆の枝豆は10年位前に漫画の「美味しんぼ」で紹介されたり、タレントの板東英二さんが「あんなうまい枝豆は初めて食べた」とラジオ等で紹介されて以来、丹波篠山市内での販売量を大幅に伸ばしてきました。
しかし5、6年前から丹波篠山市周辺の市町村が早生品種の黒豆の枝豆を出荷し始めてから丹波篠山市内にも出回り始め、問題が起きました。「おいしくない」「こんな味か?」といったクレームが丹波篠山市や丹波篠山観光協会に入り始めたのです。

ウチの社長も役員となっている観光協会では本家(本黒枝豆)が危ない!と、このままでは本黒枝豆も売れなくなり、特産品の名前が消えてしまうと危機感をもちました。
そこで丹波篠山市と観光協会、丹波篠山商工会はタイアップして2年前から早生の黒枝豆と本黒枝豆は違うという看板をまちの要所に立てて啓蒙するとともに、販売店には「早生」「本黒」の表示をしてもらうようにして、PRに努めています。
「早生」と「本黒」の違い、どうか分かってくださいね。
 
本黒枝豆にも旬があります!!
地元丹波篠山の人は味の違いがよく分かっています。月日を追って地元の人が黒豆の枝豆を食べて会話をしていくと次のようになります。  
9月1日(早生の黒枝豆)
A:「まずいなぁ」
B:「これやったら、スーパーの冷凍枝豆とかわらへんのぉ」
9月20日(中生の黒枝豆)
A:「ボチボチ出始めたなぁ」
B:「こらからやのぉ」
10月1日(本黒枝豆)
A:「まだちょっと若いのぉ」
B:「そやな、もう一息やな」
10月10日(本黒枝豆)今が旬!!
A:「うまい!今が旬やなぁ」
B:「これや!これがほんまの黒豆の枝豆や」
10月20日
A:「うまいけど、薄皮が残るなぁ」
B:「畑の中で立ち枯れさせて正月の黒豆にしたほうがええかなぁ」
 
ざっとこんな具合です。お分かりいただけましたか?


阪本屋では丹波篠山本黒枝豆の最も美味
しい時期の「旬」をお届けします。一年
に一度限られた時期の大地の恵みをご賞
味ください。
ご注文お待ちしています。